技術資料

プレミアム効率モータの公称効率一覧(JIS C 4034-30:2011抜粋)

地球環境保護のため1979年に「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」が制定され、
さらに1999年にエネルギー消費効率向上を目的とする「トップランナー方式」が導入されました。
特にモータは世界の消費電力量の40%以上、日本でも年間消費電力量の55%を占めるといわれています。
そこで標準効率IE1のモータが高効率IE2、さらにプレミアム効率IE3へと置き換えられています。

ここでは効率クラス(IEコード)における公称効率(効率クラスを満たすために必要な効率値)の一覧を掲載します。
なおモータ製造業者が定格銘板に表示する効率は定格効率とし、効率クラスが要求する公称効率以上でなければならないとされています。
文字記号IEは、International Energy-efficiency Classの略語です。

【適用範囲】
この規格JIS C 4034-30:2011は、次に示す周波数50Hz及び60Hzの単一速度三相かご形誘導電動機の効率クラス(IEコード)について規定する。
◇定格電流は、1000V以下。
◇定格出力は、0.75kW以上375kW以下。
◇極数は、2極、4極又は6極。
◇駆動の種類は、商用電源駆動。
※その他は省略

50Hzの公称効率 単位[%]

定格出力[kW] 0.75 1.5 2.2 3.7 5.5 7.5 11 15 18.5 22 30 37 45
2極 80.7 84.2 85.9 87.8 89.2 90.1 91.2 91.9 92.4 92.7 93.3 93.7 94.0
4極 82.5 85.3 86.7 88.4 89.6 90.4 91.4 92.1 92.6 93.0 93.6 93.9 94.2
6極 78.9 82.5 84.3 86.5 88.0 89.1 90.3 91.2 91.7 92.2 92.9 93.3 93.7
※3.7kWの値は、JIS C 4213:2014から抜粋。

60Hzの公称効率 単位[%]

定格出力[kW] 0.75 1.5 2.2 3.7 5.5 7.5 11 15 18.5 22 30 37 45
2極 77.0 85.5 86.5 88.5 89.5 90.2 91.0 91.0 91.7 91.7 92.4 93.0 93.6
4極 85.5 86.5 89.5 89.5 91.7 91.7 92.4 93.0 93.6 93.6 94.1 94.5 95.0
6極 82.5 88.5 89.5 89.5 91.0 91.0 91.7 91.7 93.0 93.0 94.1 94.1 94.5

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