各種資料

技術用語集

最終更新日時:2019年9月20日


こちらの用語集は、おもに三木プーリのホームページや製品カタログなどから抜粋した用語の説明を掲載しております。
技術者の方はもちろん、新入社員の研修などにもご活用いただけます!
説明の内容はオリジナルで作成していますが、JIS規格など公知の技術文献から引用している個所があります。

索引

 *調べたい用語の頭文字をクリックしてください。

  ▶IEコード   ▶アイドラー   ▶アキシャル方向

  ▶EAR判定   ▶ETPブッシュ   ▶インバータ

  ▶S45C調質   ▶HSコード   ▶NC旋盤   ▶MC


  ▶該非判定書   ▶カップリング

  ▶共振

  ▶クランピングねじ   ▶クランピングハブ   ▶クランプハブ   ▶クランプボルト

  ▶ゲイン   ▶ケムシェルパ

  ▶降伏点   ▶固体潤滑皮膜処理


  ▶サービスファクター   ▶サーボフレックス

  ▶CCW   ▶CNC旋盤   ▶CW   ▶軸継手   ▶JIS
  ▶質量   ▶締め付けトルク   ▶ジャンプ

  ▶スカラロボット   ▶ステンレス

  ▶セルフロッキング機構   ▶センタフレックス   ▶センタロック


  ▶脱調

  ▶トルク   ▶トルクドライバー   ▶トルクレンチ


  ▶ねじりばね定数


  ▶パスカルの原理   ▶バックラッシ   ▶バリスタ

  ▶ひずみ   ▶引張強さ

  ▶プーリ   ▶フライホイール

  ▶ボールねじ


  ▶マシニングセンタ

  ▶三木プーリ

  ▶無段変速機

  ▶メンブラン方式

  ▶モータ


  ▶ラジアル方向

  ▶リジッドカップリング

  ▶RoHS指令   ▶六角穴付きボルト   ▶六角ボルト

「あ行」で始まる用語

IEコード 【英訳:International energy-efficiency class code】

⇒用語「モータ」もお読みください。
⇒技術資料「プレミアム効率モータの仕様一覧」もご覧ください。

三相モータの効率クラスのこと。IE3モータはプレミアム効率モータとなります。

アイドラー 【英訳:Idler】

ベルトやチェーンによる動力伝達を行うとき、ベルトやチェーンは使用していくうちに少し伸びが生じるので、これがたるみとなって振動や騒音を発生させて動力伝達に影響を及ぼします。
そこでこの伸びによる「たるみを無くす製品」をテンショナーといい、このテンショナーに取り付けてベルトやチェーンと接触させる部品をアイドラーとよんでいます。
三木プーリではテンショナーの機能を持つ製品も取り扱っています。
そのひとつは〖ロスタテンショナー〗で、「ローラアイドラー」が付いたRSEモデルもしくは「スプロケットアイドラー」が付いたNSEモデルが用意されています。
また〖ベルト式無段変速機単体〗のLモデルには、アイドラーと同様の機能を持つ「テンションプーリ」(右図の黒い部品)の付いた型式があります。
RSEモデル NSEモデル Lモデル(中間車)

アキシャル方向 【英訳:Axial direction】

カップリングを取り付ける軸の中心に対して「平行方向」を示す用語。三木プーリでは〖センタフレックスカップリング〗において、ゴム体やエレメントを固定するボルトのうち軸の中心に対して平行方向に取り付けるボルトを「A方向ボルト」(Aはアキシャルの略)とよんでいます。
なおカップリング全体の用語として許容誤差においては、同じく軸の中心に対して平行方向を表わす用語を「軸方向」(スラスト方向ということもあります)とよんで区別しています。
※アキシャル方向(平行方向)に対応する用語としてラジアル方向(垂直方向)があります。
アキシャル方向

EAR判定 【英訳:Export Administration Regulations】

⇒用語「該非判定書」もお読みください。

EARとは、米国法における「輸出管理規則」のこと。米国原産品を含む製品や技術などが対象となります。含まなければ対象外です。
よってこの規則は世界中の貿易に関係します。たとえば日本から中国へ輸出するときに、米国原産品を含む製品はEARの対象となるのです。
つまり輸出する相手国に米国がなくても、EAR判定を考慮しなければなりません。

このように米国原産品を含む製品や技術などを日本から他国へ輸出するときには、EARの「再輸出規制」の対象になります。
※日本に米国原産品があるということは、まず米国から日本へ輸出したことになります。それを日本から他国へ輸出するときは、もう一度輸出することになりますので「再輸出」とよんでいます。

三木プーリ製品では、アメリカから輸入している製品もあります。たとえば〖ヘリカルカップリング〗や〖ゼロマックス無段変速機〗(一部のモデル)などです。
よって三木プーリがホームページで提供しております該非判定情報ではEAR判定の項目を設けて、これらの製品における判定については対象外ではなく「EAR99」となっています。

ETPブッシュ 【英訳:ETP BUSH】

⇒用語「パスカルの原理」もお読みください。

三木プーリが取り扱っている軸とハブを圧力媒体の加圧により締結する摩擦式締結具のこと。簡単にいえば軸とハブの間に挿入した〖ETPブッシュ〗がふくらんで、軸とハブを固定する製品です。
スウェーデンのETP社が開発したETPブッシュの最もユニークな点は、圧力媒体といえるでしょう。圧力媒体はETPブッシュをふくらませるもので、ETPブッシュ本体に封入されています。同じく本体のプレッシャースクリューもしくはクランピングボルトを締め込むことで、圧力媒体が加圧されて本体のスリーブがふくらむ構造です。なおふくらむといっても目に見えるほど変形はしませんが。

軸とハブを固定する「キーとキー溝での締結」は最も代表的な締結手段ではありますが、これには軸とハブの両方にキー溝加工が必要です。
さらにキー溝加工したハブを、キーを取り付けた軸にはめこむ作業がけっこう大変で、スムーズにいかずに途中でかじったりしてイライラしたことは誰でも一度は経験していると思います。ETPブッシュなら挿入は楽々で、しかもボルト1本を締め付けるモデルなら取付時間はたったの20秒。イライラするひまもありません。

ETPブッシュを発売した当初は、摩擦力で固定してすべらないの?という疑問をどなたもお持ちでした。キー締結なら絶対安心だと。
ですがそうなると自動車や自転車のタイヤも信じられないことになります。停止するのは摩擦力によるからです。
もちろんキー締結は長年採用されているわけですから、キー溝加工の設備があれば加工費用も安くできますし、ご使用に際して何も無ければキー締結で問題ありません。

ですがキー締結の一番残念なところはイライラする取り付けではなく、使用しているうちに大きくなるガタ、つまりバックラッシの発生なのです。
サーボモータの軸にはキー溝がありません。その理由は、もうおわかりですね。サーボモータの高精度な動きには、キー締結のバックラッシは大敵だからです。
このように軸とハブの締結において、作業性と高精度の両方を兼ね備えているのが摩擦式締結具〖ETPブッシュ〗になります。

⇒動画「摩擦式締結具ETP-E 動作原理
⇒動画「摩擦式締結具ETP-A 動作原理
ETPブッシュ

インバータ 【英訳:Inverter】

インバータとは、モータに供給する交流電源の周波数や電圧を自由に設定して、モータの回転速度を無段変速に制御する機器のこと。
もともとは直流を交流にする電力変換装置をインバータ、交流を直流に変換するのをコンバータと称しています。これを周波数や電圧を自由に設定できるような回路にして、モータを制御できるようにした装置をインバータというようになりました。

インバータが無かったときはモータの回転数は一定でしたので、三木プーリの〖ベルト式無段変速機〗などで回転数を変速していました。
さらに日本では50ヘルツと60ヘルツの地域がありますし、世界的にはさまざまな電力事情がありますので、自分にあった回転数を得るにはそれなりの工夫が必要でした。

そこでインバータが登場したことにより、モータの回転数を自由に設定できるので、この作業は速く、別の作業は遅くといった組み合わせが可能になりました。
さらに産業機械だけでなく、いろいろなモータを使う製品にも採用されるようになり「インバータエアコン」などが発売されました。
いまではインバータも進化していますので、高いモータ効率が得られ、低速でも回転振動が少ないといった特長はもちろん、省エネとCO₂削減にも貢献するなど環境に配慮したものが標準仕様になっています。

三木プーリの〖インバータ〗は、長年の実績によって培われた独自の設計思想で、小容量の多様なニーズに最適な機能を搭載。
出力周波数は最大400Hzまで設定が可能、さらに自動省エネルギー機能を標準装備しております。
インバータ

S45C調質 【英訳:S45C tempered or an equivalent】

調質とは、焼入れ・焼戻しを合わせた処理のこと。よって「S45C調質」は、S45C材に焼入れ・焼戻しをしたものになります。
調質することで、材料をより硬くすることができます。
三木プーリ製品では〖メカ方式軸ロック/ポジロック〗のアウタースリーブ・アウターリングやインナースリーブ・インナーリング、さらにフロントテーパリング・リアテーパリングなどにS45C調質相当品を利用しています。

「焼入れ」とは、鋼(はがね)を赤く熱して、さらに急激に冷却する処理のことで、鋼を硬くすることが目的です。ですがこのままでは不安定で、もろくて割れやすいので、所定の温度に再度加熱して硬さを調整します。これを「焼戻し」といいます。
よって焼入れと焼戻しはワンセットで行います。

なお「S45C非調質材」もあります。こちらは調質していないものですが、単なるS45Cでもありません。非調質とは、調質しなくても調質材と同等の硬度を持っているという意味です。
S45C調質 S45C調質 S45C調質

HSコード 【英訳:HS code】

あらゆる貿易対象品目に対して付与されているHS条約に基づいて定められたコード番号のこと。
HS条約とは、商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約で、世界税関機構(WCO)が管理しています。

日本では税関への輸出入の申告の際、申告する貨物に対応する9桁の番号を記入することになっており、この番号を「統計番号」といいます。
このうち上6桁がHSコードで、世界各国で同じルールで分類しているため、同一の番号であれば同一品目を示しています。

統計番号もしくはHSコードが必要な理由は、関税率を調べるためです。各国によって関税はさまざまですが、番号が共通であることから相手国の現地語がわからなくても相手国の関税がすぐにわかるのです。

たとえば〖カップリング〗のHSコードは「8483.60」となります。(統計番号は「8483.60 000」)
統計番号は「税関」ホームページにて確認できます。その中の「貿易統計」→「輸出統計品目表」→「第84類/原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」→「品目表」→表から「軸継手」で探すと統計番号とHSコードがわかります。HSコード「8483.60」には「クラッチ及び軸継手(自在継手を含む。)」とありますが、念のためさらに詳細な説明を確認してみましょう。

「貿易統計」→「関税率表解説・分類例規」で第84類をみます。ここから「8483.60」について記載されている項目には、「ここには、スリーブ継手、フランジ継手、たわみ継手、流体継手等及び自在継手(フック継手及びオルダム継手のようなもの)を含む。」とあります。
よって三木プーリで取り扱っている〖カップリング〗は、このHSコードとなることが検証されました。

NC旋盤 【英訳:Numerical controll lathe】

⇒用語「CNC旋盤」もお読みください。

いままで人間の手で作業していた切削加工に代わり、数値制御で自動化して加工する旋盤がNC旋盤です。
NC旋盤のなかで、特にコンピュータによる数値制御で自動化して加工する旋盤をCNC旋盤とよんでいます。
そして数値制御のことをNC(Numerical Control)といいます。よって旋盤に限らず数値制御する工作機械のことをNC工作機械ともいいます。
NC旋盤は1950年代に登場して、その後サーボ機構を搭載した旋盤に進化しました。今日では複数の加工を同時に、しかも高精度に行うことが可能になっています。三木プーリの生産工場でもNC旋盤が大活躍しており、無くてはならない工作機械のひとつになっています。

MC 【英訳:Machining center】

⇒用語「NC旋盤」もお読みください。

MCは「machining center」の略で、マシニングセンタといいます。
NC旋盤などのNC工作機械は、加工は自動制御ですがバイトなどの刃物や工具を手作業で交換する必要があります。
それを自動化したのがマシニングセンタです。
そのため無人化することが可能になりました。
MCとNCは言葉そのものも、加工の自動化という点においても似ているため同じような意味だと思われがちですが、意味はまったく違うものです。

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「か行」で始まる用語

該非判定書 【英訳:Parameter sheet】

⇒用語「EAR判定」もお読みください。

外国へ「貨物(製品)の輸出」や「技術(プログラムなど)の提供」を行う場合に、武器や軍事転用可能な貨物・技術が国際社会の安全性を脅かすおそれのある者に渡ることを防ぐために輸出許可を必要とするか否かの判定を行うこと
「該非判定書」のことを「非該当証明」などという場合もあります。

お客様が製品や機械を輸出される際に、輸出許可申請が必要か否かはお客様にて判断をしていただきますが、三木プーリ製品の判定をお客様が行うことはむずかしいので、あらかじめ三木プーリ製品の判定は三木プーリで行ってホームページに「該非判定情報」掲載しています。

判定内容は、法令で定められた「リスト規制」や「キャッチオール規制」などの対象製品か否かとなります。
「リスト規制」は「輸出貿易管理令別表第1」または「外国為替令別表」の第1~15の項に該当するかどうか、「キャッチオール規制」は「輸出貿易管理令別表第1」または「外国為替令別表」の第16の項に該当するかどうかで判定します。
また三木プーリでは米国再輸出規制(EAR判定)についても判定を行っています。

カップリング【英訳:Coupling】

「軸継手」を英語では〖カップリング〗といいます。
また軸継手とは軸と軸をつなぐ品物のことで、機械の動力を相手側に伝える役目を持っています。
なお三木プーリで取り扱っているほとんどの軸継手は「たわみ軸継手(フレキシブルカップリングともいいます)」で、軸と軸の中心がずれても回転や動力を伝えることができる特性があります。
逆にこのようなたわみ性が無い非常に高い剛性のカップリングもあり、三木プーリでは〖サーボリジッドカップリング〗の名称で取り扱っています。

カップリング(軸継手) 

共振 【英訳:Resonance】

振動体にその固有振動数と等しい振動を外部から加えると、振動の幅が大きくなる現象のこと。電気的または機械的な場合に用いられます。
洗濯機の脱水時にガタガタと大きく揺れるのも共振現象です。かなり以前に風によって橋が大きく揺れている現象が起きましたが、これも共振によるものです。
また電気系ではサーボモータのゲイン調整によって生じる共振現象を「発振」とよんでいます。
さらに同じ現象でも音の場合は「共鳴」といいます。共鳴箱に据えた音叉を鳴らすと、離れた同じ大きさの共鳴箱の音叉が鳴るのも同じ原理です。

ただし機械系の場合には、共振は機械全体に大きな振動を発生させるので深刻な問題となります。
共振を防ぐには、いろいろな機械の組み合わせによってできる機械系システム全体の固有振動数を求めることが必要となります。
固有振動数にはカップリングのねじりばね定数も大きく影響してくるため、カップリングを変えることもひとつの手段となります。
このため三木プーリカタログのカップリング仕様表には、ねじりばね定数が記載されているのです。

⇒動画「サーボモータの高ゲイン時の振動対策
⇒動画「ステッピングモータの共振時の振動対策
☆サーボモータが高ゲイン時に発生する振動、ステッピングモータの共振時の脈動による振動を、〖サーボフレックスカップリング〗や〖ヘリカルカップリング〗といった金属製から積層ゴムエレメントを使用した高減衰性能の〖ステップフレックスカップリング〗に代えて抑える解決方法の提案を動画で紹介。
共振

クランピングねじ 【英訳:Clamping screw】

⇒用語「クランピングハブ」もお読みください。
⇒用語「センタロック」もお読みください。

センタフレックスカップリング〗におけるセンタロックを作用させてクランピングハブとスプライン軸を固定するために、クランプハブに加工されたねじ穴に挿入されている特殊な形状のねじのこと。
※同じくハブと軸を固定するためのクランプボルトもありますが、こちらは〖サーボフレックス/SFCモデル〗などのすり割りの入ったクランプハブに使われています。
クランピングねじ

クランピングハブ 【英訳:Clamping hub】

⇒用語「クランピングねじ」もお読みください。
⇒用語「センタロック」もお読みください。

センタロックの作用を使用して、スプライン軸と固定するためのハブのこと。
センタフレックスカップリング〗ではクランピングねじを使用する円筒ハブのことをクランピングハブといいます。

クランプハブ 【英訳:Clamping hub】

サーボフレックスカップリング〗〖ステップフレックスカップリング〗〖スターフレックスカップリング〗のカップリングにおいて、すり割りの入ったハブの総称
またクランプハブに使用するボルトは、クランプボルトとよんでいます。
※〖ヘリカルカップリング〗は一体品のためハブは存在していませんが、クランプボルトで軸を固定する方式は同じ構造となっています。
※〖センタフレックスカップリング〗ではクランピングハブとクランピングねじがあります。ハブと軸を固定する考え方は同じですが、構造が異なるため名称も区別しています。
※三木プーリの英語版カタログでは、クランプハブも「clamping hub」と翻訳していますのでご了解ください。
サーボフレックス ステップフレックス  スターフレックス

クランプボルト 【英訳:Clamping bolt】

クランプハブに使用するボルトのこと。
クランプボルトを締め付けて、クランプハブに加工されたすり割り(スリットとよぶこともあります)をせばめることでハブと軸とを固定させます。
クランプボルトは適正な「締め付けトルク」で締め付けることにより、ハブと軸を確実に固定することができます。
※三木プーリの英語版カタログでは、クランプボルトも「clamping bolt」と翻訳していますのでご了解ください。
クランプボルト

ゲイン 【英訳:Gain】

制御系の電圧・電流・電力の入力に対する出力の比で、単位はデシベル。 日本語では「利得」といいます。または入力が何倍の大きさの出力になるかということから「増幅率」ともいえるでしょう。

サーボモータのように高精度で高速回転するモータにおいて「高ゲイン」や「ゲイン調整」という言葉をよく聞きます。つまりゲインを上げることは出力を大きくすることになり、より高精度や高速回転にすることができるのです。なお現在のサーボモータは、オートチューニングにより最適なゲインに調整してくれます。
ところがあまりゲインを大きくしすぎると目標の位置を通り過ぎてしまい、さらに過ぎてから目標の位置へ戻ろうとします。その動きが振動となってしまうので、手動によるゲイン調整が必要になります。 ゲイン調整には「位置制御」「速度制御」「トルク制御」があり、これらの組み合わせによる最適なゲインに調整することで、ベストな高精度と高速回転が実現できます。

三木プーリの〖ステップフレックスカップリング〗は高ゲインに設定しても、そのとき発生する振動を素早く減衰させるので、安定した高速制御を実現することができます。

⇒動画「サーボモータの高ゲイン時の振動対策
☆サーボモータが高ゲイン時に発生する振動、ステッピングモータの共振時の脈動による振動を、〖サーボフレックスカップリング〗や〖ヘリカルカップリング〗といった金属製から積層ゴムエレメントを使用した高減衰性能の〖ステップフレックスカップリング〗に代えて抑える解決方法の提案を動画で紹介。
ゲイン

ケムシェルパ 【英訳:ChemSHERPA】

⇒用語「ジャンプ」もお読みください。

経済産業省が開発したサプライチェーンにおける新たな製品含有化学物質情報の伝達スキーム(仕組み)のこと。
「chemSHERPA」(ケムシェルパ)の運営組織は、アーティクルマネジメント推進協議会JAMP(ジャンプ)。

化学物質規制が拡大・強化される状況において、企業単位ではもはや対応できない現状となっています。また同じ業界内でも各企業の考え方はまちまちであり、企業間の情報も共有化されていません。
そこで経済産業省が、さまざまな業界のサプライチェーン全体で利用可能な共通スキームを開発しました。これが「chemSHERPA」です。
これにより共通の物質リストに基づく成分情報などが明確になり、サプライチェーンの川上から川下まで共通の考え方に基づく情報伝達が可能になりました。

三木プーリでは、サプライチェーンを通じた情報伝達にもとづいて知り得た情報を正確に報告、chemSHERPAツールで作成したファイルで提出するなど、お客様のご要望にお応えできるように含有化学物質調査を行っております。

降伏点 【英訳:Yield point】

⇒用語「ひずみ」もお読みください。
⇒用語「引張強さ」もお読みください。

JIS G0202「鉄鋼用語(試験)」では、金属材料の引張試験の経過中に試験片の平行部が降伏し始める以前の最大荷重を平行部の原断面積で除した値としています。

引張試験の測定結果を応力とひずみ(伸びを元の長さで割って%で表示)であらわしたものが図のような「応力-ひずみ線図」となります。
この線図では立ち上がりの直線が急に下がり、さらにギザギザが続く部分があります。ここは応力はさほど変わらないのにひずみが増加していく部分で「降伏領域」といわれており、その中で最大の応力を「上降伏点」、最小の応力を「下降伏点」といいます。まぎらわしくないときは、上降伏点を「降伏点」とよんでもかまいません。
なお応力-ひずみ線図に上降伏点を示さない材料もあり、そのような材料では「0.2%耐力を示す点」を降伏点としています

三木プーリ製品の〖摩擦式締結具〗の〖ETPブッシュ〗において、カタログには「設計上の確認事項/ハブ最小外径一覧表」が掲載されています。
この一覧表ではお客様が使用されるハブの材料によって、ETPブッシュのサイズに合わせたハブの最小外径寸法を表記しています。
これは選定されたハブ材料の降伏点(0.2%耐力を示す点)から求めたハブ外径寸法で、一覧表の項目に「0.2」とあるのはこの数値のことです。そこで0.2%耐力を示す点は、言い換えれば「0.2%の永久ひずみが生じる点」ということになります。

ETPブッシュ〗の本体にハブを固定するとき、本体のハブ側スリーブは拡張します。カタログに「ハブ最小外径一覧表」が掲載されている理由は、このとき使用されるハブの外径寸法が一覧表の値よりも小さいと、ハブが変形もしくは破損することになるからです。このように降伏点は引張強さと同じく材料選定において重要な値となっています。

⇒動画「摩擦式締結具ETP-E 動作原理
⇒動画「摩擦式締結具ETP-A 動作原理
降伏点

固体潤滑皮膜処理 【英訳:Solid lubricant coating】

固体潤滑剤を塗料状にし、これをコーティングして被膜を作る処理のこと。
また固体潤滑剤は、油を使用できない個所の摩擦や磨耗を減らして潤滑をよくするために利用されるものです。
三木プーリ製品では〖サーボフレックスカップリング/SFCモデル〗のクランプボルト、〖メカ方式軸ロック-ポジロック/PSL-Kモデル〗のFタイプ/ステンレス仕様におけるクランピングボルトの表面処理に利用しています。

一般的にボルトを締め付けるときには、ボルトのねじ山に潤滑剤を塗布します。
しかし潤滑剤の成分によっては摩擦係数が変化することがあるので、締め付けトルクにばらつきが生じてしまいます。
もしくは過大な軸力が発生して、クランプボルトやカップリングが破損する恐れがあります。
さらには潤滑剤がカップリングと軸との間に入り込むと、すべりが発生するので伝達トルクに悪影響を及ぼします。

そこで締め付けトルクを一定にするため、また潤滑剤が流れないようにするためにも固体潤滑剤を使用した表面処理を行っています。
さらに固定潤滑皮膜処理は簡単に多量の処理が可能なため、ボルトの表面処理にも適しています。

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「さ行」で始まる用語

サービスファクター 【英訳:Service factor】

⇒内容に関連する用語「トルク」もお読みください。

簡単にいえば、基準値を設計上想定される最大の値で割った値のことです。
たとえば基準値を「製品が破壊して機能を失うときのトルク100N・m」として、設計上想定される最大の値を「製品にかかる許容トルク50N・m」とすると、サービスファクター(安全率)は2となります。
つまり製品の許容トルクがカタログに記載されているとすれば、実際には製品が破壊するまでには2倍の安全率があることになります。もし安全率が1であれば、許容トルクになったときに製品が破壊してしまいます。

たとえば〖スターフレックスカップリング〗では、実際にカップリングに加わるトルク値Taを求め、さらに条件によって決められている複数のサービスファクター(ここでは補正係数とよんでいます)をそれぞれ掛け算して補正トルクTdを求めます。
次にこの補正トルクTdが、スターフレックスの常用トルクTn以下になるようにサイズ選定を行います。

また、スターフレックスには、常用トルクの2倍に設定した最大トルクTmが決められています。そしてさらに最大トルクの何倍かの安全率を持つことで、カップリングが破損するトルクが決められています。
しかも実際には衝撃のような想定されていないことも生じたりするため、このときにかなり大きなトルクがかかりますが、それでも破損しないように余裕を持って安全率を設定しています。
このように安心してご使用いただけるように、いくつかの段階ごとにそれぞれ安全率が考慮されているのです。
サービスファクター

サーボフレックス 【英訳:SERVOFLEX】

三木プーリ製品で、金属板ばねカップリングの製品名です。
サーボフレックスカップリング〗はその名前のとおり、サーボモータなどの高速高精度位置決め・超精密制御用途に開発され、高剛性・高トルク・低慣性・高応答性を実現しながら、こじり方向・段違い方向・軸方向にやわらかいという特性を持っており、完全ノーバックラッシです。
さらに許容トルクや剛性などの違いにより、「SFC」「SFS」「SFF」「SFM」「SFH」モデルが用意されています。

基本的な構造はハブとハブの間に板ばね(エレメント)をはさみ込んだもので、板ばねの枚数や形状、さらに位置(シングルやダブルエレメント)などによって仕様が変わります。
特に剛性がとても高いので許容誤差はかなり小さいですが、ハブと板ばねの間にスペーサを設けると、許容誤差が大きくとれるようになります。
サーボフレックス

CCW 【英訳:Counter clock wise】

反時計回りの英訳を略した言い方。※時計回りは「CW(clock wise)」。

CNC旋盤 【英訳:Computer numerical controll lathe】

⇒用語「NC旋盤」もお読みください。

NC(Numerical Contorl)は「数値制御コントロ-ル」、CNC(Computer Numerical Control)の場合は「コンピュータ数値制御コントロール」の略称です。
CNCは1970年代に開発されて現在に至っているので、今ではNCとCNCをあえて分ける必要は無く、意味合い的には「同じ物」と考えていいと思います。

CW 【英訳:Clock wise】

時計回りの英訳を略した言い方。※反時計回りは「CCW(counter clock wise)」。

JIS 【英訳:Japanese Industrial Standards】

日本産業規格のことで、日本の国家規格です。JIS(ジス)は、Japanese Industrial Standardsの略。よってこの規格のことを、JISまたはJIS規格とよんでいます。
いままでは日本工業規格としていましたが、法改正により令和元年(2019年)7月1日から日本産業規格となりました。なお英語名称は変わりません。

昭和20年(1945年)に終戦を迎えてからまもなく、昭和24年に日本の産業標準化の促進を目的とする産業標準化法(当時は工業標準化法。以下は年代に関係なく産業標準化法と記載します。)が制定されました。
ちなみに昭和24年は、湯川秀樹氏が日本人初のノーベル賞を受賞。またヒット映画は「青い山脈」、ヒット商品には「木製の冷蔵庫」(金属製ではありません)があげられています。産業標準化法が制定されたことも含めて、この年代あたりから日本の急成長が始まったといえるでしょう。
そして平成31年3月末現在、JIS規格総数は10773規格に達しています。

では国家規格であるJIS規格ですが、いったい誰が作っているのでしょうか。
規格の制定や改正は主務大臣が行います。その流れからすると、その規格を立案したり、作成しているのは国家公務員なのでしょうか。
実は「民間団体等の利害関係人」が規格の原案を作成しているのです。つまりゴムに関する規格であれば、ゴム会社が作成しています。もちろん民間企業だけではなく、大学や公的団体など関係するいろいろな人達が集まって作成しています。JIS規格の最後の方で、この規格を作成した企業や団体の名称や氏名を確認することができます。

先ほどもふれましたが、JIS規格は毎月のようにかなりの件数が「制定」(原案を正式な規格にすること)、「改正」(規格の見直しをして内容を変えること)、「廃止」(規格からはずすこと)となっています。制定または改正日から少なくとも5年以内に見直しが行われることになっているからです。
よって旧版のJIS規格は効力を持たなくなるため、 常に最新版の適用を心がけましょう。
制定や改正の情報については「日本産業標準調査会」もしくは「日本規格協会」のホームページで確認できます。また「日本産業標準調査会」では、最新のJIS規格を検索して閲覧することができます。さらにJIS規格の購入(日本語や英語版の紙もしくは電子版)は「日本規格協会」でできます。

JIS規格が最新版かどうかは、JIS番号に制定または改正した西暦の4桁を付けていますのですぐにわかります。
なおこのJIS番号ですが、たとえば JIS B 1176:2014 六角穴付きボルト のように固有の番号となっています。
番号Bは、部門記号を表すアルファベット1文字で「一般機械」となります。次の番号1176は、分類番号を表す4桁の数字です。
三木プーリホームページの〖技術資料〗では、先ほどの規格「六角穴付きボルト」など三木製品に関連するJIS規格を本文から抜粋して掲載しています。

軸継手 【英訳:Coupling】

⇒用語「カップリング」をお読みください。

質量 【英訳:Mass】

⇒技術資料「SI単位 一覧表・換算表」もご覧ください。

重力の影響を受けない物体そのものの量のこと。SI単位系ではkg(キログラム)で表します。
物体には地球との間に万有引力が働いています。また地球は自転しているので、物体には遠心力も働いています。
この引力と遠心力の合力が「重力」です。赤道直下では北極よりも重量が少し軽くなることが知られています。これは遠心力の影響で重力が違うからです。

以前は重力単位系(従来単位)を用いて、重量[kgfもしくはkg重]としていました。単位をみれば重力が作用していることがわかります。
ですが場所によって重量が違うのでは不都合があります。たとえば北極に近い国に住んでいる人の金塊の価値は、赤道の国では少し軽くなるため損してしまうことになります。でも月では重力が1/6になることから、体重計の測定値も1/6の値となり喜ぶ人もいるかもしれませんが、実際に体重が減ったわけではないことはご承知のはず。

そこで重力単位系に代わって、重力の影響を受けない国際単位系(SI単位系)で統一することになったのです。
質量[kg]が使われるようになりましたが、重量と質量では当然のことですが重力の分だけ値が異なります。ではその違いをみていきましょう。

物体は先ほど出てきた重力によって地球の中心へ引っ張られていることから 重量=質量×重力加速度 の関係があります。
また物体を落下させると一定の加速度で加速し続けることから、これを重力加速度といい9.8m/sec²で表します。
さらにニュートンの第二法則によって 力=質量×加速度 であることから、質量1kgの物体に1m/sec²の加速度を生じさせる力を1N(ニュートン)といいます。

よって1kgf(重量)=1kg(質量)×9.8m/sec²(重力加速度)=9.8kg・m/sec²=9.8N(ニュートン)。
1kgf=9.8Nとなり、この式から質量1kgの物体には9.8Nの重力が作用しているといえます。

締め付けトルク 【英訳:Tightening torque】

⇒用語「トルクレンチ」をお読みください。

ジャンプ 【英訳:JAMP】

⇒用語「ケムシェルパ」もお読みください。

アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP:Joint Article Management Promotion-consortium)のこと。
含有化学物質などの適切な情報管理、さらにサプライチェーンにおける円滑な情報伝達の仕組みを作るため、2000年9月に発足しました。
※アーティクル:部品や成形品等の別称

JAMPでは次の専門委員会を設置して活動しています。
(1)「管理ガイドライン技術委員会」…アーティクル含有化学物質を適切に管理するためのガイドラインの作成・普及
(2)「普及委員会」…chemSHERPA(ケムシェルパ)の普及
(3)「ツール委員会」…chemSHERPAの作成支援ツールの維持・改善
(4)「管理対象物質委員会」…規制や規格の動向把握、管理対象の基準・物質リスト整備

スカラロボット 【英訳:SCARA robot】

水平方向にアームが作動する産業用ロボットのことで、水平多関節ロボットともよばれています。
スカラは「Selective Compliance Assembly Robot Arm」の頭文字です。
スカラロボットは3種類の回転動作と1種類の上下動作が基本で、回転部分が水平に並んでいるため、ロボットの軸は上下方向には剛性が高く水平方向にはやわらかいという特長があり、部品の押し込み作業などに適しています。

ステンレス 【英訳:Stainless steel】

国際的な定義では鉄を主成分(50%以上)としてクロムを10.5%以上含む合金のこと。一般的には「ステンレス鋼」といいます。
ステンレス(stainless)は「さびない」という意味ですが、特定の環境や使用条件ではさびることもあるそうなので、実際にはステンレス鋼は「錆や腐食に強いさびにくい鋼」と覚えておきましょう。
なおさびにくい特性の他には、耐熱性や加工がしやすいのに強度もあるといった特性もあります。

JIS規格ではステンレス鋼の材料記号を「SUS」としています。これは「Steel Special Use Stainless」の略から来ています。
つまり世界的にはSUSでは通用しません。参考までにステンレス協会のホームページには、ISOなどとの対比表が掲載されています。

鉄にクロムを添加していくと、クロムが酸素と結合して表面に薄い保護皮膜を生成します。
この保護皮膜は不動態皮膜といわれ、これが錆の進行を防ぎます。しかも皮膜は薄いのに強靭で、被膜がこわれても酸素があれば自動的に再生してくれるのです。

ステンレス鋼の中でも最も広く流通しているのが「クロムを18%以上含んだSUS304」です。
18クロムステンレスともいわれており、他のステンレス鋼に比べれば耐食性、耐酸性、耐腐食性など錆や腐食に強い点があげられます。

三木プーリ製品においては、SUS304は〖サーボフレックスカップリング〗のエレメント、〖ヘリカルカップリング〗の3000モデル(SUS304相当品と表示)、〖メカ方式軸ロック-ポジロック/PSL-Kモデル〗のFタイプ/ステンレス仕様におけるスリーブなどに利用されています。
サーボフレックスカップリングのエレメント ヘリカルカップリング メカ方式軸ロック-ポジロック/PSL-Kモデル

セルフロッキング機構 【英訳:Self-locking】

セルフロック機構ともいい、製品の自己保持機構のこと。
たとえば自動車を修理するときにスクリュージャッキを使いますが、ある高さまで持ち上げたときにセルフロック機構が無ければ、自動車は落下してしまいます。

三木プーリ製品では〖サーボフレックスカップリング〗の「摩擦締結ハブ」にセルフロッキング機構があります。
摩擦締結ハブと軸との結合は、加圧ボルトを締め付けていくとスリーブが押されていき、スリーブとハブとの斜めになった面同士が接触して「くさび効果」によって保持されます。
ところが結合を解除して取り外すために加圧ボルトをゆるめても、斜めになった面同士は簡単には離れません。三木プーリでは、このような現象もしくは構造をセルフロッキング機構とよんでいます。

なお〖サーボフレックスカップリング〗の他に〖サーボリジッドカップリング〗や〖ポジロック〗などの三木プーリ製品のセルフロッキング機構は、完全なロックではありません。
ボルトをゆるめると同時に軸との結合が解除される場合もありますので、ご注意ください。
セルフロッキング機構

センタフレックス 【英訳:CENTAFLEX】

ドイツのセンタアントリーベ社が開発したカップリングで、三木プーリと技術提携しています。製品名は、会社名のセンタから付けられています。
センタフレックスカップリング〗は原動機用ゴム・樹脂カップリングの分類となり、ゴムカップリングはゴムの弾性を、樹脂カップリングは樹脂の弾性を利用して、衝撃や振動を減衰・吸収するカップリングです。
センタフレックスカップリング

センタロック 【英訳:CENTALOCK】

三木プーリの〖センタフレックスカップリング〗において、スプライン軸とクランピングハブ(円筒ハブ)とを完全に固定する独自の方法
クランピングねじを締め付けることで、スプライン加工部分の周囲に力を与えて固定します。
センタロック

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「た行」で始まる用語

脱調 【英訳:Loss of synchronism】

同期制御において両機間の位相差が大きくなり安定した運転ができなくなる現象のこと。
位相差が大きくなる要因は、急に大きな負荷がかかった、制御精度の誤差が累積してしまったといった同期のずれによるものです。

たとえば別々に設置された2台のコンベアを同期運転させるには、それぞれの駆動モータの回転数を同じにすればよいことになります。
そのためにはそれぞれのコンベアの出力回転数をセンサーなどで検出・比較して、回転数の差を修正させる信号を駆動モータへ送ります。このとき回転数の差を修正させる部分がコントローラになります。

広く用いられてきた出力回転数を検出する機器のひとつにタコゼネレータ(タコジェネレータともいいます)があります。
タコゼネは速度に比例した電圧を発生させますが、アナログ式のため精度がよいとはいえません。いまでは代わりにロータリーエンコーダが使われています。

三木プーリでは、同期制御を位置制御で行う〖コントローラ/OPC〗を取り扱っています。高精度を求められる現代にあって、三木プーリのコントローラOPCも進化しています。完全な同期制御を実現させるために、同期信号出力や脱調信号出力の機能を追加するなどお客様のご要望にこれからも応えてまいります。
コントローラ/OPC

トルク 【英訳:Torque】

⇒内容に関連する用語「サービスファクター」もお読みください。

物体を回転させようとする力と、その力が作用する物体の中心からの距離を掛け合わせた値。つまり力×距離で、単位は[N・m]。
ですがカップリングにおけるトルクは、カップリングを回転させるための値ではなく「カップリングが伝達できる動力の値」として表示されています。

なお三木プーリのカップリング仕様表においては、「許容トルク」または「常用トルク」「最大トルク」と表示しています。
許容トルクは、それ以下で使用いただければ大丈夫な値で、〖サーボフレックス〗〖サーボリジッド〗〖シュミット〗など比較的高剛性のカップリングでは「許容トルク」を表示しています。

また〖ヘリカル〗〖バウマンフレックス〗〖スパフレックス〗〖ベローフレックス〗などは「常用トルク」と「最大トルク」の両方を表示しています。
「常用トルク」以下でご使用いただければ問題ありませんが、たまに衝撃や振動などによってカップリングにかかるトルクが大きくなってしまうことがあります。
このような場合を「最大トルク」と考えて、これは一時的にかかってよいトルクで1日に数回程度ならばよい値としています。
なおカップリングの穴径や使用回転数などの条件で、これらのトルク値が低く制限される場合があります。
このようにご使用いただくカップリングによって仕様が異なりますので、お客様の使用条件をよくご確認いただき適切なカップリングを選定願います。
サーボフレックス

トルクドライバー 【英訳:Torque driver】

⇒用語「トルクレンチ」をお読みください。
トルクドライバー

トルクレンチ 【英訳:Torque wrench】

⇒用語「トルクドライバー」も同じ内容です。

ボルトやねじを締め付けるための工具のこと。
ボルトやねじの呼び径、たとえばM8に対して規定された締め付けトルクで締め付けるためには、手の感覚だけではできませんのでトルクレンチが必要になります。

締め付けトルクが規定されているのは、ボルトやねじにある程度の張力を持たせて固定するためです。
ボルトとねじ穴で、それぞれのねじ山の間で張力が働くことでボルトはゆるまずに固定できるのです。
よって締め付けトルクが弱いと、使用しているうちにボルトがゆるんできます。
ボルトがゆるむと、回転している製品からボルトが飛び出すので大きな事故となる恐れがあります。

逆に締め付けトルクが強すぎると、ねじ山が破損することがあり、そうなるとねじ山との間に働く張力が弱くなるため、結局はボルトがゆるんできます。
このように締め付けトルクが弱くても強くてもボルトはいずれゆるんできますので、規定された締め付けトルクで固定することが必要なのです。
カップリング〗が破損する要因のひとつには、カップリングのボルトやねじの締め付けトルクの管理がなされていない場合が考えられます。

トルクレンチは六角穴付きボルトや六角ボルトなどを比較的大きなトルクで締め付けるときに有効です。
またトルクレンチの他にトルクドライバーがあります。
トルクドライバーはプラスドライバーのような感覚で使えるので、六角穴付き止めねじなど締め付けトルクが小さい場合に有効な工具です。
またそれぞれ「ヘッド」とよばれるアタッチメントを使用しますので、ボルトやねじの形状にあわせて使い分けをしてください。

製品サイズに適合するトルクレンチまたはトルクドライバーは、カタログ〖サーボフレックス〗もしくはカタログ〖ETPブッシュ〗、カタログ〖ポジロック〗をご覧ください。
トルクドライバー トルクドライバー トルクドライバー

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「な行」で始まる用語

ねじりばね定数 【英訳:(Static/dynamic)Torsional stiffness】

カップリングのねじり方向の硬さを表わす値で、回転方向にねじったときに要したトルクと変形した角度で表示します。
単位は[N・m/rad]。
ねじりばね定数が高いカップリングを使用する利点は、入力軸からの力や動きをそのまま出力軸に伝えることができるからです。
たとえば印刷機械では印刷のずれが非常に少なくなることから高精度の仕上がりが得られることになります。

次にねじりばね定数の比較をしてみましょう。
どちらもサーボモータに使用できて、なおかつ外径が同じΦ44のカップリングで〖サーボフレックスカップリング/SFC-040SA2〗は20000N・m/rad、〖ステップフレックスカップリング/STF-044SA1〗は996N・m/radで約20倍違います。
このことからサーボフレックスが高剛性で高応答性に優れていることがわかります。
ですがステップフレックスの長所は「高減衰性と低反力」にあります。これは振動を素早く減衰できるだけでなく、幅広い運転速度範囲において共振を回避可能にもできるのです。
このようにお客様の用途に合わせてカップリングを選定いただけるように、三木プーリでは多種多様なカップリングを取り扱っております。

三木プーリのカップリング仕様表では「静的ねじりばね定数」(もしくは「ねじりばね定数」)が表示されていますが、〖センタフレックスカップリング〗のCF-A・CF-H・CMモデルでは「動的ねじりばね定数」が記載されています。
静的ねじりばね定数はゆっくりと力を加えたとき、動的ねじりばね定数はある速さで力を加えたときの力とたわみ量の関係となります。
また一般的に金属では静的と動的との差は少ないのですが、ゴムや樹脂のカップリングでは静的に比べて動的が大きくなる傾向にあるため、実使用に適した値として動的ねじりばね定数を表示しています。
ねじりばね定数 ねじりばね定数

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「は行」で始まる用語

パスカルの原理 【英訳:Pascal's principle】

⇒用語「ETPブッシュ」もお読みください。

密閉容器に流体(非圧縮性)が入っているとき、ある地点に受けた圧力はそのままの強さで他のすべての地点に伝わるという原理です。
このことは容器のすべての地点でその流体の圧力は等しいともいえます。またこの原理は容器の形状には関係しません。

パスカルの原理を説明するときによく使われる例として、左右の管の面積が違う「U字管」があげられます。たとえば左側の管の面積を1として、右側を5とします。(単位は省略)
左側を10の長さで押すと、右側は2だけ押し上げられます。また左側に3の重さをかけると、右側は15の重さを載せないとつりあいがとれません。動く長さは面積に反比例、重さは面積に比例します。
この原理を利用したのが、油圧ジャッキです。人の力で自動車を持ち上げることが可能になりました。その分、ジャッキを動かす回数(長さ)は多いことになりますが。

三木プーリの摩擦式締結具〖ETPブッシュ〗も、このパスカルの原理を利用しています。
軸とハブが接触するETPブッシュのスリーブ部分は密閉構造です。ここにある圧力媒体をボルトで加圧していくと、そのままの強さですべての地点に伝わりますから、軸とハブに対してまんべんなく圧力が伝わることになります。
よって軸とハブがETPブッシュのスリーブと接触する部分に、キー溝や切欠きなどがあるとスリーブが変形してしまいます。また軸やハブの接触長さが足りなくても、同じくスリーブが変形しますので、軸とハブの長さはスリーブに対して全長にわたり作用するように設計することが原則です。ETPブッシュが変形してしまうと、取り外しできなくなる恐れがありますのでご注意ください。
パスカルの原理

バックラッシ 【英訳:Backlash】

バックラッシは機械的なガタのことで、歯車と歯車をかみ合わせたときに回転させても伝達しない個所がこれにあたります。
よって高い位置決め精度を要求される機械にはバックラッシは不適切となります。なお「バックラッシュ」ということもあります。

三木プーリカタログで〖サーボフレックスカップリング〗の特長のひとつに「完全ノーバックラッシ」と書かれています。
つまりノーバックラッシとは機械的なガタが無いことになりますので、サーボモータなどの高速高精度位置決めや超精密制御用途に適しているわけです。

カタログにはカップリングの製品ラインナップのページに機能・性能を示す「特長アイコン」を掲載していますので、選定されるときに参考にご覧ください。
バックラッシ

バリスタ 【英訳:varistor】

電磁コイルの通電を遮断したときに発生する逆方向に流れる電圧を低下させる電子部品のこと。
三木プーリではバリスタもしくは保護素子とよんでいます。
ちなみにエスプレッソを出す店で働く人もバリスタといいますが、こちらはイタリア語の「barista」です。

電磁クラッチ・電磁ブレーキ〗のコイルには、コイルに流れている電流を保持しようとする性質があります。
そのため通電を切ると、つまり電流のループを強制的に開放するとコイルに蓄えていたエネルギーが過大な逆方向の電圧(逆起電圧)となります。
この逆起電圧は、制御回路の半導体素子を破損、コイルの絶縁劣化、リレーの寿命短縮や溶着現象、電線に流れる電流がノイズとなるなど悪影響を及ぼします。

そこでバリスタをコイルと並列に接続することで、バリスタが逆起電圧を吸収します。ただしコイルにかかる電圧に応じて、つまり三木プーリの〖電磁クラッチ・電磁ブレーキ〗のモデルやサイズに対応してバリスタのサイズも選択しなければなりません。
カタログにはそれぞれモデルやサイズに適合した推奨の電磁クラッチ・電磁ブレーキ用〖電源装置〗(あらかじめバリスタが内蔵されたタイプもあります)やバリスタの一覧表が記載されていますので、適応したバリスタを使用してください。

ひずみ 【英訳:Strain】

⇒用語「引張強さ」もお読みください。

材料に引張力を加えて材料が伸びた値(伸びた後の長さと元の長さの差)を元の長さで割った値のこと。この値は百分率(パーセント)で表示します。
※材料に加える力は引張力だけではありませんが、わかりやすいように引張力で説明しています。

「ひずみ」というと「ひずみゲージ」を思い浮かべる人も多いと思います。ひずみゲージはたとえば構造物に貼り付けて、構造物に力を加えたときにどれくらいひずむのかを測定するセンサーといえます。
ではなぜ「ひずみ」を求めるのでしょうか。材料に引張力を加えていくと、弾性領域から材料が変形してしまう塑性領域となり、やがて破断してしまいます。つまり構造物にどれだけの力がかかると変形や破壊をしてしまうのかを測定することが重要であり、それをひずみゲージで測定することでひずみ量を電圧で表示できるので、数値管理が可能になります。よって構造物の変形や破壊を避けるために、ひずみを求めるのです。

このようにひずみは材料に加わった力によって変化した長さの差から求めますが、このとき材料の内部には「応力」(単位面積当たりの力)が発生しています。
このひずみと応力の関係は、フックの法則から 応力=ひずみ×縦弾性係数 となります。

なおひずみには種類があります。先ほどの引張ひずみの他に、圧縮ひずみ、弾性ひずみ、塑性ひずみ、せん断ひずみなどがあり、荷重のかけ方によって種類が変わるということになります。
さらにひずみには、縦と横があります。材料を引っ張ると、荷重のかかる方向(軸方向)には伸びますが、それに対して直角方向は細くなって縮むことになります。
この軸方向のひずみを縦ひずみ、直角方向のひずみを横ひずみといい、この縦と横のひずみの比を「ポアソン比」といいます。

ひずみを漢字にすると「歪み」となりますが、この同じ漢字でもうひとつの読み方に「ゆがみ」があります。
同じ漢字ですから、ひずみとゆがみの本質的な意味にはそれほど大きな違いはありませんが、やはり別々の言葉ですからそれなりに違いもあります。

ひずみというと日常的な使い方では、音のひずみ、社会のひずみなどがあります。ひずみの漢字を見ると「不」と「正」からできていて、つまり不正となります。
よって正しくないという意味もあるようで、その点からも社会の歪みなどと使われているようです。
一方のゆがみは、顔のゆがみ、性格のゆがみなどがあります。
個人的な認識ですが、ひずみは変形そのものというよりは元との差である「ずれ」の意味合いが強い感じですが、ゆがみは変形そのものといったイメージでしょうか。
いずれにしても力学では「ひずみ」と覚えておいてください。

引張強さ 【英訳:Tensile strength】

⇒用語「降伏点」もお読みください。
⇒用語「ひずみ」もお読みください。

JIS規格(JIS Z2241「金属材料引張試験方法」)では、最大試験力に対応する応力としています。
※ここで応力とは、試験中の任意の時点での試験力を試験片の原断面積(引っ張る前の断面積のこと)で除した値と記載されています。
またJIS G0202「鉄鋼用語(試験)」では、引張試験で試験片の耐えた最大引張荷重を試験片の平行部の原断面積で除した値としています。
※なお引張試験においては試験条件や試験片の寸法などが決められており、試験片は図のような形状(これは破断したときのもの)です。
よって引張強さというと引張荷重と思いがちですが、荷重ではなく応力です。

鉄鋼材料は引っ張ると少しずつ伸びていきますが、図の降伏点付近までは引っ張る力が無くなれば元に戻ります。この領域を「弾性領域」といいます。
ですがそれを超えていくと「塑性(そせい)領域」となり変形して元には戻らなくなります。さらに引っ張ると亀裂が生じて、最後には破断してしまいます。

このような引張試験の測定結果を応力とひずみ(伸びを元の長さで割って%で表示)であらわしたものが図のような「応力-ひずみ線図」となります。なお図にある降伏点を線図に示さない材料もあります。たとえば伸びにくい鋳鉄やよく伸びるステンレス鋼などはこのような線図にはなりません。

この「応力-ひずみ線図」においては、赤丸位置の線図の中で最大の応力が引張強さになります。そのあとは線図が下がって最後に破断します。
製品開発や設計を行うときには強度を保つためにどのような材料を使用するのかを決めますが、材料の機械的特性のひとつとして、これ以上の引張荷重をかけていくと材料がいずれ破断してしまうことになる引張強さの値を知ることはとても重要です。
引張強さ

プーリ 【英訳:Pulley】

⇒用語「三木プーリ」もお読みください。
⇒用語「無段変速機」もご覧ください。

滑車(かっしゃ)のこと。
古くは井戸で水を汲み上げる桶(おけ)に結んだロープを、少ない力でも引き上げやすいように、井戸の上に設置してロープをひっかけていたものが滑車です。
このプーリの形が〖ベルト式無段変速機/単体〗の形状に似ていたこと、また〖ベルト式無段変速機〗の発明によって弊社は飛躍的な発展を遂げたので、三木プーリの会社名の由来となっています。
プーリ プーリ

フライホイール 【英訳:Flywheel】

⇒用語「センタフレックス」もお読みください。

回転を安定させるための円盤のことで、「はずみ車」ともよばれています。
エンジンのように爆発によって発生するピストンの往復運動を、そのままクランクシャフトの回転運動へ伝えても滑らかな回転にはなりません。そこでフライホイールを取り付けることで、慣性により回転を安定させることができます。

ただしフライホイールだけでは安定不足の場合には、フライホイールに直接〖センタフレックスカップリング〗を取り付けてシャフトとつなぐことによって、〖センタフレックス〗が振動を吸収するので非常に安定した回転を得ることができます。
このようにショベルカーなどの建機や船舶のエンジンと推進機の結合などエンジンを駆動源とする機構には、〖センタフレックス〗が多く採用されています。
フライホイール

ボールねじ 【英訳:Ball screw】

おねじの山とめねじの谷の間で、ボールが「転がり運動」をする「送りねじ」のこと。
転がり運動によって摩擦抵抗が減るので、高い効率を得られる特長があります。

ボールねじは、ねじ軸・ナット・ボールなどから構成されていますが、ボールねじだけでは動力を伝達することはできません。
そこでモータなどに〖カップリング〗でつなげることによって、モータなどの回転運動を直線運動に変換できます。
よって半導体製造装置、産業用ロボット、工作機械の搬送・位置決めなど幅広く利用されています。
ボールねじ

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「ま行」で始まる用語

マシニングセンタ 【英訳:Machining center】

⇒用語「MC」をお読みください。

三木プーリ 【英訳:Mikipulley】

⇒用語「プーリ」もお読みください。
⇒用語「無段変速機」もご覧ください。

三木プーリは伝動・制御機器の総合メーカーで、〖カップリング〗(軸継手)や〖ETPブッシュ〗(摩擦式締結具)、〖電磁クラッチ・ブレーキ〗などの製品を開発・製造・販売しています。

三木プーリは、1939年10月に『三木製作所』として神奈川県川崎市に創立しました。
1954年には〖ベルト式無段変速機〗の特許を取得し、「三木プーリ無段変速機」の名称で製造・販売を開始。わが国の技術革新にいっそうの拍車をかけ、その後の産業界に大きな役割を果たしました。
そして1966年、その製品名から社名を『三木プーリ株式会社』に改称いたしました。なお中国語では『三木普利株式会社』。

そののちカップリングや電磁クラッチ・ブレーキ、さらに〖直流モータ〗や〖インバータ〗と製品の幅を広げ、あらゆる機械の原動力を支え続けております。
現在使われている三木プーリのロゴは、このような三木プーリ製品の特長や性能を3つのコンセプトにした「速度を変える」「位置を決める」「回転を伝える」を象徴して創られています。

⇒動画「三木プーリ会社案内」  
⇒動画「三木プーリってこんな会社
三木プーリ

無段変速機 【英訳:Stepless speed changers】

⇒用語「プーリ」もお読みください。
⇒用語「三木プーリ」もご覧ください。

無段階に変速できる機械のこと。逆に自転車の3段ギアは、3段とあるように有段の変速機となります。
三木プーリでは〖ベルト式無段変速機〗のようなプーリとベルトで伝達するベルト式、〖ゼロマックス無段変速機〗のような機械式、〖直流モータ〗や〖インバータ〗のような電機式などさまざまな無段変速機を取り扱っています。
ベルト式無段変速機 ゼロマックス 直流モータ インバータ

メンブラン方式 【英訳:Membrane】

メンブランは一般的には「膜」と訳されていますが、三木プーリ〖センタックスカップリング〗では「メンブラン方式」という用語を使用しており、この場合のメンブランは「薄い板」を意味しています
画像では複数の丸い穴がある大きな円形の部品がメンブランです。このメンブランがたわむことで取付誤差を吸収することができます。これを三木プーリではメンブラン方式とよんでいます。

〖センタックスカップリング〗は〖センタフレックスカップリング〗の関連製品で、発電機、船舶主機・補機用などにご採用いただいております。
なおホームページでは〖センタックスカップリング〗の製品情報は掲載しておりませんが、〖センタフレックスカップリング〗のカタログダウンロードから総合カタログの製品ラインナップ(船舶用)をご覧いただくと〖センタックスカップリング〗の簡単な紹介ページがあります。
メンブラン方式

モータ 【英訳:Motor】

⇒技術資料「プレミアム効率モータの仕様一覧」もご覧ください。
⇒技術資料「プレミアム効率モータの公称効率一覧」もご覧ください。

電気エネルギーを回転エネルギーに変える装置で、電磁石(鉄芯にコイルを巻いて電流を流すと磁石になる)のN極とS極で引き合う力と反発する力を利用して回転を生じさせています。
日本語では電動機ともよばれており、一般的に使用されている三相モータの正式な名称は「単一速度三相かご形誘導電動機」といいます。
三相モータの消費電力量は、世界の消費電力量全体の40%以上を占めるといわれており、いかにモータを使用しているのかがわかります。

このことは省エネからみれば、モータの消費電力量を削減することが大変重要なことになります。
そこでモータの「効率クラス(IEコード)」がIEC規格やJIS規格で規定され、「高効率モータ」が使われるようになりました。
IE1を標準効率とすれば、IE2の高効率、IE3のプレミアム効率と更新されており、さらにスーパープレミアム効率も検討されています。
※IEは「International Energy-efficiency Class」の略です。
※出力0.75kW以上のモータに対してプレミアム効率が規定されています。

三木プーリでは〖ベルト式無段変速機ユニット〗に使用する三相モータについては、プレミアム効率モータでのご提供が可能です。
モータ モータ

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「ら行」で始まる用語

ラジアル方向 【英訳:Radial】

一般的にラジアルとは「放射状」などの意味となりますが、三木プーリではカップリングを取り付ける軸の中心に対して「垂直方向」を示す用語として使っています。
また〖センタフレックスカップリング〗においては、ゴム体やエレメントを固定するボルトのうち軸の中心に対して垂直方向に取り付けるボルトを「R方向ボルト」(Rはラジアルの略)とよんでいます。たとえば同様の意味として使われているラジアルタイヤは、タイヤの中にある金属ワイヤーが回転方向に対して垂直方向に巻かれているので、このようによばれています。
※ラジアル方向(垂直方向)に対応する用語としてアキシャル方向(平行方向)があります。
ラジアル方向

リジッドカップリング 【英訳:Rigid coupling】

フレキシブルカップリング(たわみ軸継手)とは異なり、2軸の心違いを吸収するエレメントを持たない構造のカップリングのこと。

三木プーリではリジッドカップリングとして〖サーボリジッド〗を取り扱っています。
たわむ部分がありませんので、大きなトルクを伝達することができます。つまりねじりばね定数がかなり高いという長所があります。
このことから同じトルクを伝達するフレキシブルカップリングと比較すると、外径を小さくすることができるため、慣性モーメントも低減させることが可能です。
ただし2軸の心出しは、できるだけ高精度に行う必要があります。

三木プーリの〖カップリング〗はほとんどがフレキシブルカップリングですが、このようにお客様の用途に合わせてリジッドカップリング〖サーボリジッド〗も用意しておりますので、それぞれの長所をご検討いただき最適なカップリングをご選定ください。
リジッドカップリング

RoHS指令 【英訳:Restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment】

RoHS指令(ローズ指令)とは、有害物質使用制限指令のこと。欧州において2003年2月に発効した最初の指令を2006年7月1日に改正したものがRoHS指令(Restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment)です。

目的はEU市場での電気・電子機器への有害物質の使用を制限(許容濃度以下)するためで、その結果として環境や人体に有害な化学物質が自然環境に曝露(ばくろ)されないようになります。
この指令で、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭素化ビフェニル(PBB)、ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)の6物質が原則禁止となりました。
よってRoHS指令は欧州の法律ですが、輸入される製品に関係するので日本でも同様の規制が求められることになります。

その後2011年7月21日に「改正RoHS指令(RoHS2)」が施行され、さらに2015年6月4日には規制物質としてフタル酸エステル類4物質が追加されて10物質になりました。
それがフタル酸ジニエチルへキシル(DEHP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジイソブチル(DIBP)で、2019年7月22日より含有規制が発効することになりました。
同時に医療機器や制御機器にも対象が拡大します。

三木プーリでも規制物質を含まない製品の提供を推進するとともに、RoHS指令に対応しているさまざまな製品にはホームページやカタログなどにマークを表示しております。

またRoHS指令適合証明書は、ホームページからダウンロードできますのでご活用ください。
⇒RoHS指令適合証明書ダウンロードはこちら
RoHS指令 RoHS指令

六角穴付きボルト 【英訳:Hexagon socket head cap screw】

⇒技術資料「六角穴付きボルトの形状・寸法 規格一覧表」もご覧ください。

六角穴付き頭のボルトのこと。
ボルトを締め付けるときには、六角穴に適合する六角レンチ形状のヘキサゴンヘッドを使用します。

六角穴付きボルトは三木プーリ製品に最も多く使われている部品のひとつです。
さまざまな〖カップリング〗においては、クランプボルトやA・R方向ボルトなどの名称で使用されています。
また三木プーリ製品をお客様の機械のベースに固定されるときにも多くご使用されていると思います。

六角穴付きボルトもトルクレンチやトルクドライバーで締め付けていただき、さらにボルトの強度区分に適する締め付けトルク管理が必要となります。
もし適正な締め付けトルクで締め付けていない場合は、ボルトのゆるみが発生します。
これは適正な締め付けトルク以上でも、また以下でも起こりますので注意してください。
さらに三木プーリでは〖カップリング〗の六角穴付きボルトにおいて、製品によって「ボルトに特殊な表面処理やゆるみ止めを施している」ものがありますので、取り扱いには十分ご注意いただきますようにお願いいたします。

ところで「六角穴付きボルト」の英訳は、「bolt」ではなく「screw」となっていることにお気付きでしょうか。
ですが「六角ボルト」は「bolt」になっています。
実は日本語ではすべてボルトとしているのですが、英語では使用方法が違うためにボルトとスクリューの違いがあります。

それは一般的に六角ボルトの方は、ナットと一緒に使用するからです。
よってナットと併用するものがボルトで、しないものをスクリューとしています。
典型的な使用方法としては〖サーボフレックスカップリング/SFSモデル〗のリーマボルトがあります。
こちらはお客様にて、リーマボルトをナットで固定していただいています。
六角穴付きボルト 六角穴付きボルト

六角ボルト 【英訳:Hexagon head bolt】

⇒技術資料「六角ボルトの形状・寸法」もご覧ください。

六角頭をもつボルトの総称のこと。ボルトを締め付けるときには、六角頭に適合するスパナ形状のヘッドを使用します。
六角ボルトは三木プーリ製品にもいろいろと使われており、たとえば〖メカ方式軸ロック/ポジロック〗では、クランピングボルトにおいて六角ボルトを使用したタイプも用意されています。
また〖サーボフレックスカップリング〗の摩擦締結ハブには、加圧ボルトとして六角ボルトが使用されています。

六角ボルトとともによく使われるのが「六角穴付きボルト」ですが、こちらはボルトを締め付けるときにヘキサゴンヘッド(六角レンチ)を使用します。
そのため締め付けに必要なスペースは、六角穴付きボルトの方がかなり広く必要となりますので、このようなスペースが取りにくい場合は六角ボルトのタイプを選択していただくとよいでしょう。
六角ボルト 六角ボルト 六角ボルト

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