電磁クラッチ・電磁ブレーキユニット
必要な動作が得られる、クラッチ・ブレーキユニット
複雑な機構を設計する場合クラッチとブレーキを複数個使用することなどがあります。それぞれを必要数だけ組み合わせて使用するより、あらかじめ必要な動作が得られる、クラッチ・ブレーキユニットの選択ができます。また、クラッチとブレーキの組み合わせだけではなく、それらにモータや減速機などを組み合わせたモデルも多数用意しています。
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軽合金ハウジング内にクラッチとブレーキを突合せ軸構造でおさめた防滴構造のクラッチ・ブレーキユニットです。動力は入力軸から行い常時出力軸から出力され、クラッチの電流遮断にあわせてブレーキ通電を行うことで、出力軸の制動を行います。モデルには、取り付け足に鋼板ベースと鋳物ベース(Eタイプ)の2種類があり、取り付けが簡単で長寿命です。
軽合金ドラムの外側にクラッチとブレーキを通し軸構造で取り付けた開放構造のクラッチ・ブレーキユニットです。動力は入力ハブから行い常時出力軸から出力され、クラッチの電流遮断にあわせてブレーキ通電を行うことで、出力軸の制動を行います。ベアリングスパンを広くとった、ラジアル荷重に強い構造ですので、Vプーリ・平歯車などを取り付け、高張力で使用できます。また、通し軸構造ですので、出力は軸の両側にとれ両方を用いて分岐駆動、一方に検出円板などを取り付けたり、機構をいろいろレイアウトできます。
クラッチとブレーキの組合わせを突合せ軸構造で内蔵した密閉形なので水・油・粉塵などの悪環境に対応できます。また、クラッチとブレーキのアーマチュアを1枚で共用する設計なので動作切換え時の干渉がなく、コンパクト・高トルク(弊社比50%アップ)を実現しました。さらに、空隙調整は、ボルトを緩め、リングをまわすだけで終了します。従来までのユニットの分解による空隙調整は不要です。取り付け足位置を変えると、端子箱は上下左右思いのままです。心高も、高低2種類が選択可能で、自由な取り付けが可能です。
クラッチ・ブレーキユニット125モデルの入力軸に汎用三相モータを直結したモデルで、モータを止めることなく出力軸の起動・停止をくり返すことができますので、モータによるON-OFF操作に比べ高頻度断続運転が可能です。機械への取り付けにはベース形とフランジ形が選べます。とくにフランジ形は、取り付け面が汎用フランジモータと同一形状ですので、減速機とも一体化できます。
ウォーム減速機の入力軸にクラッチとブレーキを取り付け、減速機から出力します。入力はVプーリからベルト伝動で行います。入力部Vプーリは標準装着されていますので、駆動部とベルトで連結し、減速機を据え付けけるだけで取り付けが完了。面倒な心出しや加工は不要です。また、ユニットとして一体化することによって自己慣性を小さくしていますので、効率の良い起動・停止ができます。変速機との組合わせで広範囲な変速に、あるいは、出力軸の一回転停止など、さまざまな用途にすぐれた性能を発揮します。
クラッチ・ブレーキとウォーム減速機を一体化したCBWモデルの入力をカップリングを介してモータで駆動するクラッチ・ブレーキ、ウォーム減速機、モータの一体型モデルです。駆動部の機能を集約しているので取り付けスペースが小さく心出しや取り付け部の加工などの手間が省けます。また出力軸を負荷側と連結するだけですので、取扱いが簡単です。
クラッチ・ブレーキユニット121-□-20タイプと基本構造が同じ通し軸構造を持ち、ドラム両側にクラッチ(101-□-15タイプ)を配置したダブルクラッチユニットです。ハブを入力に使用し、2段変速・正逆運転に使用する場合と軸を入力に使用し、動力分配などに使用する場合があり、入力方法を選ぶことができます。また、121-□-20と同じくベアリングスパンを広くとった、ラジアル荷重に強い構造ですので、Vプーリ・平歯車などを取り付け、高張力で使用できます。
クラッチ(101-□-15)を2個と、それにブレーキ(111-□-12)を、コンパクトに組合わせた他に類のないダブルクラッチ・ブレーキユニットです。高精度の位置決めや、複雑な動作などの応用制御を1台でこなします。ハブを入力に使用し、2段変速・定位置停止・高精度正逆運転を行い、クラッチの電流を遮断してブレーキ通電によって、出力軸の制動を行います。